秋に散策をして、見つけると嬉しいのがサネカズラの実です。
マツブサ科。つる性の木本です。紀北町の山でも所々で見かけます。
美しい球形の集合果で、関東以西に自生しています。夏に花が咲き、10月下旬頃から
実をつけ、11月頃に熟します。12月中旬まで見ることができます。
昔は粘液を男性の整髪料に使ったらしくビナンカズラ(美男葛)の別名があります。

百人一首にも登場します。 作者 藤原定方(三条右大臣)
名にし負はば 逢坂山のさねかづら 人に知られで来るよしもがな