この図鑑の写真は、全て片上池で撮影しています。開花順に並べて
おり、記載の時期に訪れると観察することができるはずです。
片上池は海も山も近く、また、公園として植樹もされております。
四季折々の片上池の花をぜひお楽しみください。

ツバキ

ツバキ科。花期2月上旬~2月下旬。
道の駅の芝生広場にある干潟亭隣に大きな木があります。
ツバキは古来から日本人に愛される花です。
サザンカとの区別は、サザンカの花びらが個々に散るのに対して、
ツバキは丸ごと落ちます。

ヒサカキ

ツバキ科。花期2月下旬~3月下旬。
国道42号沿いに見られます。小型の花をたくさんつけます。
この地方では、ビシャゴと呼ばれています。

ジンチョウゲ

ジンチョウゲ科。花期3月上旬~3月中旬。
干潟亭近くで見られます。中国原産の常緑低木です。
シロバナジンチョウゲも植えられています。香りのよい花です。

ヤハズエンドウ

マメ科。花期3月上旬~4月下旬。
干潟亭近くで見られます。別名はカラスノエンドウです。
未熟な実は草笛となります。熟すと黒くなります。

ハチジョウキブシ

キブシ科。花期3月上旬~3月中旬。
萩原台公園近くの道路沿いでみられる。
漢字で書くと八丈木五倍子で、八丈島で発見されたそうです。
実にはタンニンが含まれ、草木染め等に利用されます。

モミジイチゴ

バラ科。花期3月中旬~4月上旬。
萩原台公園近くの林で見られます。花は下向きに咲きます。
名前の由来は、葉がモミジに似ているためですが、
黄色の実をつけるため黄苺とも呼ばれます。

スズメノエンドウ

マメ科。花期3月中旬~4月下旬。
干潟亭近くで見られます。カラスノエンドウより小型です。
豆果の中には、2個の種子が入っています。

スミレ

スミレ科。花期3月中旬~4月中旬。
タブノキの杜などに咲きます。日本列島に広く分布して、
春を代表するような花となっています。

ハナモモ

バラ科。花期3月下旬~4月上旬。
中国原産。江戸時代から観賞用に改良されたモモです。
タブノキの杜近くに植えられています。

アケビ

アケビ科。花期3月下旬~4月上旬。
国道42号沿いに花が咲きます。秋に食用とされる果実がつきます。
果実は熟すと割れることから「開け実」という意味のようです。
ムベに似ますが、ムベの実はほとんど割れないので区別できます。

ジロボウエンゴサク

ケシ科。花期3月下旬~4月中旬。
萩原台公園近くの道路沿いに咲きます。
伊勢地方でスミレを太郎坊、本種を次郎坊と
呼んだことから名づけられたそうです。

 スイバ

タデ科。花期3月下旬~5月下旬。
噛むと酸っぱい味がするので「酸い葉」という意味の名。
スカンポとも呼ばれる。ヨーロッパではソレルと呼ばれ、
食用とされるがシュウ酸を含むため、多食は危険です。

シロバナタンポポ

キク科。花期3月下旬~4月中旬。
観光サービスセンター周辺で見られます。本州(関東以西)、
四国、九州、沖縄に分布します。外来種の多いタンポポですが、
白い花のタンポポは、日本の在来種です。

オランダミミナグサ

ナデシコ科。花期3月下旬~4月下旬。帰化植物。
葉がネズミの耳に似ていることから名づけられています。

ソメイヨシノ

バラ科。花期3月下旬~4月上旬。
萩原台公園に植えられています。オオシマザクラとエドヒガンの
交雑種であり、江戸時代後期に染井村の植木屋が売り出しました。
現代では、サクラの鑑賞をする場合に代表的な品種となっています。

ハルジオン

キク科。花期4月上旬~5月上旬。帰化植物。
北アメリカ原産で、大正時代に観賞用として持ち込まれました。
「日本の侵略的外来種ワースト100」に選ばれています。

カタバミ

カタバミ科。花期4月上旬~10月上旬。
漢字では「片喰」と書きます。ヤマトシジミという蝶の幼虫の食草
となるそうです。成熟したオクラのような形の果実は、動物などが
触れると、周囲に種を勢いよく飛ばします。

マツバウンラン

ゴマノハグサ科。花期4月上旬~5月中旬。帰化植物。
北アメリカ原産。茎は細く、紫色の花が咲きます。

ムラサキカタバミ

カタバミ科。花期4月中旬~6月下旬。
日本では種子を付けず、地中の木子により繁殖します。

フジ

マメ科。花期4月中旬~4月下旬。
道の駅の芝生広場の端に藤棚が設置されています。
本来は高木に巻き付いて登る好日性植物です。

シロツメクサ

マメ科。花期4月中旬~7月中旬。帰化植物。
北アフリカ原産で、江戸時代に渡来しました。
緩衝材として利用されたことから、詰草と呼ばれます。
4つ葉のクローバーは喜ばれます。

ニワゼキショウ

アヤメ科。花期4月下旬~6月中旬。
北アメリカ原産で、明治時代に渡来しました。
名は、葉がサトイモ科のセキショウに似ていることによります。

ノイバラ

バラ科。花期4月下旬~5月中旬。
野生のバラで、とげが多い落葉低木。国道42号沿いに生える。

タブノキ

クスノキ科。花期4月下旬~5月上旬。
海岸近くに多く、照葉樹林の代表的な木。
タブノキの杜に6本植えられています。

ギシギシ

タデ科。花期4月下旬~6月上旬。
漢名では羊蹄と書く。葉の形が羊の蹄に似ているらしい。

エゴノキ

エゴノキ科。花期5月上旬~5月中旬。
萩原台公園の近くの林で、白い花を下向きに咲かせる。
粘り気のある材は、将棋の駒や和傘等に利用される。
有毒で、エゴサポニンを含む。

ウツギ

ユキノシタ科。花期5月上旬~5月下旬。
漢字では空木と書き、茎が中空となっている。
卯月(うづき・旧暦4月)に咲くことから、卯の花とも呼ばれる。

ガクウツギ

ユキノシタ科。花期5月上旬~5月下旬。
萩原台公園近くの道路沿いに見られます。
漢字で書くと額空木です。

トベラ

トベラ科。花期5月上旬~5月中旬。
海岸近くに生える木で、白い花に芳香がある。
しかし、枝を折ると悪臭を発するため魔除けに利用される。

チガヤ

イネ科。花期5月上旬~6月中旬。
世界最強の雑草とも呼ばれるほど強い性質を持つ。
根茎は茅根(ぼうこん)と呼ばれる生薬として利用される。

ユキノシタ

ユキノシタ科。花期5月中旬~6月中旬。
萩原台公園近くの道路沿い、陰湿な場所に生育する。
観賞用に植えられることもある美しい花を咲かせる。
高校の生物の授業で、浸透圧の実験に葉が利用される。

ビヨウヤナギ

オトギリソウ科。花期5月中旬~6月下旬。
中国原産の小低木。黄色の5枚の花弁がよく目立つ。
葉がヤナギに似ているが仲間ではない。

カモジグサ

イネ科。花期5月中旬~6月中旬。
道端に普通に生える草。かもじとは日本髪を結う際などに使う義髪。
女の子がかもじとして遊んだことが名の由来らしいです。

ヒメツルソバ

タデ科。花期5月中旬~11月下旬(真夏には花が咲かない)。
明治時代に導入された多年草でヒマラヤ原産。
金平糖のような花がたくさん咲きます。

ヒナキキョウソウ

キキョウ科。花期5月下旬~6月下旬。帰化植物。
北アメリカ原産で、上部に普通一つの花が咲きます。

オオバコ

オオバコ科。花期5月下旬~7月上旬。
人が踏みつけるような道端に多い。漢名は車前草といって、
車の通る道に多く生えるという同じ意味の名前である。
生薬として利用され、咳止めや利尿効用があるとされる。

ドクダミ

ドクダミ科。花期5月下旬~6月中旬。
日陰に生え、特有の悪臭がある。民間薬として利用され、
薬効が多いということでジュウヤク(十薬)とも呼ばれる。

ヒメジョオン

キク科。花期5月下旬~7月下旬。帰化植物。
「日本の侵略的外来種ワースト100」に選ばれている。
ハルジオンに似ているが、茎が中空でない等の違いがある。

 ハンカイソウ

キク科。花期5月下旬~6月中旬。
黄色の花が堂々と咲く姿が名前の由来らしい。ハンカイとは、
前漢の初代皇帝劉邦に仕えた武将です。草丈は1mほどになる。

アジサイ

ユキノシタ科。花期6月上旬~6月下旬。
鑑賞を楽しむのは装飾花で、がくと呼ばれる部分である。
本当の花は小さく目立たない。有毒で中毒事故も起こっている。

カイコウズ

マメ科。花期6月上旬~6月中旬。
カイコウズは、アメリカデイゴとも呼ばれ、鹿児島県の県木、
アルゼンチンとウルグアイの国花でもあります。
萩原台公園に3本植えられており、真っ赤な花が咲きます。
南国の雰囲気があります。

ノリウツギ

アジサイ科。花期6月上旬~7月下旬。
樹液を和紙をすく際にのりとして利用したことが名前の由来らしい。

アカメガシワ

トウダイグサ科。花期6月中旬~7月上旬。
パイオニア植物であり道端でも見かける。生薬としても利用される。

ナンテン

メギ科。花期6月中旬~6月下旬。
冬に赤い実をつけることもあり、観賞用に多く植えられます。
咳止めの効果が期待できることから、のど飴の原料とされる。

ネジバナ

ラン科。花期6月中旬~6月下旬。
ネジバナはタブノキの杜などに咲いています。

キョウチクトウ

キョウチクトウ科。花期6月中旬~8月下旬。
キョウチクトウは、国道42号沿いに咲きます。葉はタケに似て、
花はモモに似ているということです。インド原産。強い毒を含
みますので、注意が必要です。

エノコログサ

イネ科。花期6月中旬~未確認。
エノコロは犬の子の意味。花穂が子犬の尾に似ている。
猫じゃらしとも呼ばれる。

ハギ

マメ科。花期6月中旬~9月下旬。
ハギ(萩)は、秋の七草のひとつ。パイオニア植物(土砂崩れや造成
などで新しく開けた場所に、他の種に先がけて発芽、成長するもの)
で、片上池周辺ではEV充電スポット辺りや国道42号沿いで見られます。

イヌホオズキ

ナス科。花期6月中旬~10月中旬。
名前の由来は、ホオズキに似るが、人にとって利用価値がないため
とされています。別名では、バカナスと呼ばれます。ソラニンを含
む有毒植物です。

タケニグサ

ケシ科。花期6月下旬~7月上旬。
名前は茎が竹のように中空になっているから竹似草という説がある。
全草の汁に毒を含むため、殺虫剤として利用されていた。

クチナシ

アカネ科。花期6月下旬~7月上旬。
干潟亭の近くに植えられている。ジャスミンに似た芳香がある。

ヤブカラシ

ブドウ科。花期6月下旬~7月上旬。
漢字なら藪枯らしと書き、繁茂して他の植物にかぶさり、枯らして
しまうという意味です。駆除困難で、地上部を刈り取っても、地下
茎から再び伸びてきます。

ハマボウ

アオイ科。花期7月上旬~8月上旬。
ハマボウは汽水域に生える植物で、オクラのような花が咲きます。
三重県の絶滅危惧種に指定されています。

ハマオモト

ヒガンバナ科。花期7月上旬~8月上旬。
ハマユウとも呼ばれる海岸に生える植物です。
大島や鈴島に自生しており、種は漂流して拡散すると考えられて
います。旧紀伊長島町の花でした。国道42号沿いの一段下がった
芝生広場に約40本植えられています。

ヘクソカズラ

アカネ科。花期7月上旬~9月中旬。
ヘクソカズラは、屁糞葛と書きます。名は、その匂いに由来します。
花はかわいいですね。

ママコノシリヌグイ

タデ科。花期7月中旬~10月上旬。
ママコノシリヌグイは、茎に下向きの棘があります。
萩原台公園近くの道端に咲いていました。

ハマサジ

イソマツ科。花期7月中旬~未確認。
満潮時には水につかる場所に生育している。葉がスプーンの形です。
三重県の絶滅危惧種に指定されています。

リョウブ

リョウブ科。花期7月中旬~7月下旬。
萩原台公園近くの林に生えている。樹皮は剥がれて滑らかになる。
漢字で令法と書き、若葉は山菜とされるので平安時代に食糧難対策
の救荒植物として育てることを決められたといわれている。

ヌルデ

ウルシ科。花期7月下旬~未確認。
葉軸に翼がある特徴により見分けることができる。秋に紅葉する。

イタドリ

タデ科。花期7月下旬~9月下旬。
イタドリは、春の山菜として知られています。強靭で、世界の侵略的
外来種ワースト100に選定されています。雌雄異株。傷の痛み止めに
使われたのが名の由来とされる。

カラスザンショウ

ミカン科。花期7月下旬~未確認。
国道260号沿いに生育している。枝にはとげが多く危ない。
ナミアゲハなどアゲハチョウの食草となる。

クサギ

クマツヅラ科。花期7月下旬~未確認。
萩原台公園近くの林に生えている。葉に臭気があるため臭木という。
花はよい香りがします。若葉は山菜に、果実は染料に利用される。

センニチソウ

キンポウゲ科。花期8月上旬~9月中旬。
センニンソウは、日当たりのいいところに生えます。種に生える毛
が仙人の鬚を想像させることが名の由来らしいです。有毒で「ウマ
クワズ(馬食わず)」とも呼ばれます。

ヨシ

イネ科。花期8月下旬~10月下旬。
元々はアシと呼ばれていたが、「悪し」に通じるため逆に「良し」
として呼び名が変化したそうです。アレロパシーにより、群落を
つくる。

ミズヒキ

タデ科。花期8月下旬~10月下旬。
ミズヒキは、萩原台公園近くの林の縁に咲きます。のし袋を飾る紅
白の水引紐に似ています。

クズ

マメ科。花期8月下旬~9月中旬。
クズ(葛)は、秋の七草のひとつ。片上池近くの片上川や国道260号
沿いに自生しています。日本では昔から葛粉として菓子や料理に使
われたり、葛根として薬用に利用されてきましたが、外国では世界
の侵略的外来種ワースト100に選定されています。

ツユクサ

ツユクサ科。花期8月下旬~10月上旬。
ツユクサの花は朝咲き昼にはしぼみます。古くは“ツキクサ”と呼ば
れていたそうです。鴨跖草(おうせきそう)と呼ばれる生薬にも使わ
れます。

ツリガネニンジン

キキョウ科。花期8月下旬~10月下旬。
花が釣り鐘型で、根の形が朝鮮人参に似ている。春の若い芽は、
トトキと呼ばれ食用にされる。かわいらしい花だが片上池周辺では
珍しい。日当たりのよい所を好み、タブノキの杜でみられる。

キツネノマゴ

キツネノマゴ科。花期9月上旬~10月中旬。
名前の由来はわからないが、穂状花序がキツネの尾に似ているとい
う説がある。萩原台公園近くの林の縁などで見られます。

キンミズヒキ

バラ科。花期9月上旬~10月上旬。
萩原台公園近くの林の縁で見られます。名前は細長い花穂が
ミズヒキに似ていることからつけられています。果実は、棘
があり衣服などに付着して運ばれます。

ヨモギ

キク科。花期9月下旬~10月中旬。
高さは50~100cmになります。春の新芽は草餅に使われます。
また、葉の裏の毛を集めたもぐさは灸に用いられます。有用な
植物だが、風媒花のため花粉症の原因にもなります。艾葉とい
う薬草でもあり、ハーブの女王と呼ばれます。

ススキ

イネ科。花期9月下旬~11月下旬。
秋の七草のひとつ。茅(カヤ)又は尾花ともいいます。
日本全土に分布します。

チカラシバ

イネ科。花期10月上旬~11月中旬。
強い根があり、引いてもなかなか抜くことができないことが
名の由来です。漢字では力芝です。

ヒヨドリバナ

キク科。花期10月上旬~10月下旬。
フジバカマに似るが、葉が3裂していないのでヒヨドリバナとしました。
ヒヨドリが鳴く頃に開花することから名づけられたとされる。

セイタカアワダチソウ

キク科。花期10月上旬~11月上旬。
北アメリカ原産で外来生物法により要注意外来生物に、
日本生体学会により日本の侵略的外来種ワースト100に選ばれて
いる。アレロパシーにより、ススキ等を駆逐して繁殖するが、
現在はウドンコ病が日本に侵入してきたことや自らのアレロパシー
等に打撃を受けそれほど背が高くなくなったそうです。

コウヤボウキ

キク科。花期10月中旬~11月上旬。
萩原台公園の近くに咲きます。
高野山ではこの茎を束ねて箒の材料としたそうです。

ツワブキ

キク科。花期10月下旬~12月上旬。
冬にも緑の葉が茂り、花の少ない時期に黄色の花を咲かせます。
ピロリジジンアルカロイドという毒を含み肝障害の原因となる。

サザンカ

ツバキ科。花期11月中旬~12月中旬。
漢字では山茶花と書く。元々は「さんざか」と呼ばれていたそうです。
童謡「たきび」の歌詞に登場します。