馬越峠道など、熊野古道沿いに多いショウガ科の常緑多年草です。
山梨県、岐阜県、香川県では絶滅危惧Ⅱ類の指定を受けています。

ミョウガのように食用ではありませんが、葉がミョウガに似ており、
尾鷲市や紀北町の郷土料理、押しずしの下敷きとして重宝されます。
押しずしでは、ハナミョウガが最適とされ、無ければ野イチゴの葉で
代用されます。

冬に実がつきます。花もきれいで、5~6月に赤い花が咲きます。