アブラチャン

クスノキ科。花期3月中旬~3月下旬。
落葉低木で湿ったところに自生しています。馬越峠道では鷲毛バス停から
峠方向へ約30m進んだ左側に高さ約4mの木があります。この時期葉は落ち
ていますが、葉の芽吹きと共に黄色の花が咲きます。油の成分を含むため、
燃料や女性用整髪剤などに利用されました。チャンというのは、防腐防水に
使われる化合物「瀝青」のことです。この植物とチャンの関係がわかりにく
いのですが、油が多いことを強調していることと思われます。
令和5年3月15日、ほぼ満開でした。

ミカエリソウ

赤紫色の花が振り返って見るほど美しいといわれるミカエリソウです。

日本固有種、シソ科の落葉小低木でブラシのような形です。
茎は直立して40cmから1mほどの高さとなります。
紀北町では、主に馬越峠で見られます。馬越峠では、
紀北町側上り口や夜泣き地蔵の100m下側、河童岩の前などに
生えています。

令和3年は、10月6日に見に行ったときは咲き始めという程度で、
10月12日に見に行くとしっかりと花が咲いていました。
写真は、令和3年10月12日に、馬越峠紀北町側上り口で撮影しました。
令和3年10月26日に確認すると少し咲いている花もありましたが、見頃は終了でした。

令和4年は、11月9日に確認すると、終盤ではありますがまだ咲いていました。